# 日立など5社、横浜と北九州でAI計算の移動を実証

> 電力の需給や再生可能エネルギーの状況に合わせ、AIの計算処理を別の場所や時間帯に移す。実証は2027年2月1日までの予定です。

Oossa · 2026-10-15 · https://oossa.com/ja/5-ai

日立製作所、Cisco Systems、NEC、富士通、ビットメディアの5社は、横浜と北九州のAIデータセンターをつなぎ、計算処理を移す実証を進めています。発表は2026年10月8日。実証は同年8月に始まり、2027年2月1日まで行う予定です。

狙いは、電力の需給や再生可能エネルギーの発電状況に応じて、AIの計算を「どこで」「いつ」行うかを調整することです。たとえば、電力に余裕のある地域へ処理を移したり、実行する時間をずらしたりします。対象はAIの学習や推論などの計算処理です。

## 何を確かめるのか

5社は、データセンター間の処理の移動に加え、処理を行う時間を変える仕組みも検証します。データセンター間は、光ファイバーを使う「オール光ネットワーク」などで接続。処理を移す際の通信速度や遅延、通信の安定性を調べます。

評価項目には、再生可能エネルギーの活用や、発電量が需要を上回った際に電力を抑える「出力抑制」の軽減、電力需給の安定化が含まれます。一方で、処理を移すことで生じる待ち時間などの負担や、電力コストへの影響も検証します。

## 結果はこれから

この実証は、AIデータセンターの電力需要が増えるなかで、計算資源を電力の状況に合わせて使えるかを確かめるものです。記事の時点で、電力削減量や処理速度などの実証結果は示されていません。

## 事実

- 参加企業は日立製作所、Cisco Systems、NEC、富士通、ビットメディアの5社です。
- 実証では横浜と北九州のAIデータセンターを接続します。
- 実証は2026年8月に始まり、2027年2月1日まで行う予定です。
- 検証項目には、再生可能エネルギーの活用、出力抑制の軽減、通信遅延や移動に伴う負担が含まれます。

## なぜ重要か

AIデータセンターの運営会社や電力事業者にとって、計算処理を電力に余裕のある場所や時間へ移せれば、電力の使い方を調整する選択肢になります。ただし、今回の記事は実証の計画と検証項目を伝えたもので、電力削減や費用面で効果が出るかはまだ分かりません。

## 出典と参考資料

1. [AIデータセンターの電力問題、答えは「計算処理の引っ越し」か？ 日立など5社、横浜と北九州をつないで実証](https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2610/14/news029.html) – ITmedia AI+, 2026-10-14

最終更新: 2026-10-15
