# AIエージェント、ゲームコード30万行を3週間・約4,000ドルで刷新

> CodeSceneはAIエージェントとCodeHealth MCPサーバーを使い、『Street Fighter III』のCコード30万行を3週間で整理した。トークン費用は約4,000ドルだった。

Oossa · 2026-09-30 · https://oossa.com/ja/ai-agents-refactor-300k-lines-of-game-code-in-three-weeks-for-4k

CodeSceneは、AIエージェントが大規模なレガシーコードを迅速かつ低コストでリファクタリングできることを示す事例研究を公開した。エージェントは3週間で、『Street Fighter III: 3rd Strike』のC言語版、30万行をリライトし、726ファイルにわたって2,903件のコミットを作成した。AIのトークン使用料は約4,000ドルで、開発者の給与の半月分ほど。Code Healthスコアは5.6から満点の10.0に上がった。

## AIはどのように作業したのか

チームは、品質を測る一貫した指標としてCodeHealth MCP Serverを使用した。サーバーは変更ごとにスコアを付け、リファクタリングがコードの健全性を改善したのか、損なったのかをエージェントに知らせた。また、リプレイ・トレース用のハーネスで、変更前後のゲームの状態をフレーム単位で比較し、機能が正しく保たれていることを確認した。エージェントは22種類のリファクタリング手法からなるプレイブックを学習した。そこには「関数の抽出」のような定番のパターンに加え、開始値と終了値だけが異なるループを対象とする「共有インデックス範囲」など、新しい手法も含まれていた。

## 実務者の反応

LinkedInでは、反応が大きく二つに分かれた。CTOのMats Iremarkのように、成果を「ほとんど反則のようだ」と評し、生産性の大幅な向上を強調する人がいる一方、テックリードのKonrad Otrębskiらは対象範囲に疑問を呈した。オープンソースのゲームでの作業であり、本番システムではないと指摘し、変更は巨大なプルリクエスト1件でマージされたのか、それとも複数の小さなものに分けられたのかと尋ねた。CodeSceneのエンジニアによると、変更はフォーク上で54件のプルリクエストを通じてマージされた。

## 事実

- リファクタリングの対象は、『Street Fighter III: 3rd Strike』のCコード30万行。
- AIによる作業は3週間かかり、トークン使用料は約4,000ドルだった。
- エージェントは2,903件のコミットを作成し、726ファイルに手を加え、252,055行のコードを変更した。
- 改善後、Code Healthスコアは5.6から10.0に上昇した。
- エージェントのプレイブックには、22種類のリファクタリング手法と82件の補足メモが追加された。

## なぜ重要か

一般的な開発者にとって、AIが通常なら数カ月かかる大規模なコード整理を自動化し、レガシーコードを扱うコストやリスクを下げられる可能性を示す事例だ。ただし、その成果は信頼できる正しさの検証手段があることに左右される。現実のプロジェクトでは、そうした手段がない場合も多い。

## 出典と参考資料

1. [Agents Refactor 300K Lines in Three Weeks, and Practitioners Ask What It Proves](https://www.infoq.com/news/2026/09/agentic-refactoring-case-study/?utm_campaign=infoq_content&utm_source=infoq&utm_medium=feed&utm_term=AI%2C+ML+%26+Data+Engineering) – InfoQ, 2026-09-30

最終更新: 2026-09-30
