# AI企業、モデル学習用に企業の業務データを購入

> データ仲介業者が企業のメールや文書、メッセージの入手を進めている。プライバシーや従業員の同意をめぐる懸念が残る。Spirit Airlinesのデータ売却も異議を受けて保留中だ。

Oossa · 2026-11-06 · https://oossa.com/ja/ai-firms-are-buying-companies-work-files-to-train-models

Mercor、Handshake、Micro1などのAIデータ仲介業者が、AIモデルの学習やテストに使うため、文書やメール、社内メッセージといった企業の業務記録を購入している。Wiredによると、大手AI研究機関もこの市場に関心を寄せている。ただしAnthropicは、Wiredのような事業運営中の企業から業務データを購入していないと説明している。OpenAIは記事公開までに回答しなかった。

Spirit Airlinesの社内メッセージ5億件とSharePointファイル2,060万件を含むデジタル記録の売却案は、従業員の個人情報をめぐって客室乗務員組合が異議を唱えたため、保留となっている。データ企業は個人情報を削除するとしているが、プライバシー保護の専門家は、構造化されていないメッセージには機微な情報が残る可能性があると警告している。

## 事実

- Spirit Airlinesの記録には、メールアカウント8万件と社内メッセージ5億件が含まれていたと報じられている。
- Spirit Airlinesの記録売却は、客室乗務員組合の異議を受けて保留となっている。

## なぜ重要か

従業員が明確に同意しないまま、社内メールやファイルがAIの学習素材になる可能性がある。匿名化によって個人情報が十分に守られるのか、議論が続いている。

## 出典と参考資料

1. [AI Companies Really, Really Want to Buy Your Work Files and Emails](https://www.wired.com/story/ai-companies-really-really-want-to-buy-your-work-files-and-emails/) – Wired, 2026-11-06

最終更新: 2026-11-06
