# 作家らの訴訟、新たな提出書面で書籍データと雇用喪失に関する社内メッセージを引用

> 作家らが著作権侵害を訴える裁判で、新たに提出された書面は、海賊版書籍や、AIが作家の仕事に取って代わるリスクについてOpenAIとMicrosoftの従業員が交わした議論を引用している。この訴訟で両社の責任が認定されたわけではなく、書面には原告側の主張と証拠が示されている。

Oossa · 2026-09-29 · https://oossa.com/ja/authors-lawsuit-cites-messages-on-book-data-and-job-losses

作家グループが新たな裁判書面を提出し、OpenAIとMicrosoftがAIシステムの訓練に、著作権で保護された書籍を許可なく、承知のうえで利用したと主張している。書面には、従業員が海賊版書籍の図書館「LibGen」の利用や、AI執筆ツールが作家の仕事を奪う可能性について話し合った社内メッセージが含まれている。

Authors Guildは9月21日に提出書面を公表した。Guildなどが書籍の著作権者を代表してマンハッタンで起こした集団訴訟「Alter v. OpenAI and Microsoft」で提出されたものだ。これらは係争中の訴訟における主張であり、裁判官による認定ではない。

## 提出書面の主張は？

原告側は、OpenAIの政策担当ディレクター、Jack Clarkが2020年に送ったメッセージを引用している。Clarkは、GPTのモデルが高性能になれば、一部の作家の労働に取って代わる可能性があると予測した。また、書面によると、その仕事は「人々を失業させる」とも記していた。

書面によると、Microsoftの幹部は2019年4月、Sam AltmanとDario Amodeiによるプレゼンテーションで、OpenAIがLibGenを利用していることを知った。また、OpenAIの研究者Sam McCandlishが、「いかがわしいロシアのウェブサイト」から入手した素材を使うことの「見え方」を懸念していたという発言も引用されている。

提出書面はさらに、OpenAIのシステムやストレージからLibGenのファイルを削除することをめぐる2022年のメッセージにも言及している。Authors Guildは、これらのメッセージは証拠を隠そうとしたことを示していると主張するが、書面だけでその解釈が裁判所の認定として確立するわけではない。原告側は、OpenAIの従業員がGPTモデルにGeorge R. R. Martinのシリーズ『A Song of Ice and Fire』の続きを書かせることについて述べた発言も引用している。

## 今後の見通しは？

作家らは、全面的な裁判を行わずに一部の争点について判断を下す部分的略式判決を求めている。今後数カ月にわたって書面での主張がさらに提出される見通しで、Guildによると、審理は2027年初頭に予定されている。この訴訟は、AI企業が許可なく書籍などの作品を学習に使えるかをめぐる、より広範な著作権訴訟の一つだ。

## 事実

- Authors Guildは2026年9月21日に提出書面を公表した。
- 「Alter v. OpenAI and Microsoft」はマンハッタンで係争中だ。
- 原告側によると、Microsoftは2019年4月にOpenAIのLibGen利用を知った。
- 提出書面は、AIの仕事が人々を失業させる可能性を警告した2020年のOpenAI従業員のメッセージを引用している。
- Guildによると、審理は2027年初頭に予定されている。

## なぜ重要か

この訴訟は、作家がAI企業による許可のない書籍の学習利用を差し止められるのか、あるいはその利用への対価を求められるのかを左右する可能性がある。読者や作家にとって、判決はAI執筆ツールの開発方法や、人間の作品をどれほど再現したり、人間の仕事に取って代わったりできるかに影響を及ぼす可能性がある。

## 出典と参考資料

1. [Unsealed Briefs in Authors’ Case v. Microsoft/OpenAI](https://authorsguild.org/news/ag-v-openai-top-execs-knew-mass-book-piracy-was-illegal/) – Hacker News, 2026-09-27

最終更新: 2026-09-29
