# HIS、AIで法人出張の見積もりを自動化　月100時間を削減

> HISは2026年4月ごろ、法人出張の見積もりにAIとロボットを導入。7月時点で月約100時間の作業を減らしたといいます。

Oossa · 2026-10-27 · https://oossa.com/ja/his-ai-100

旅行会社のHISは、法人出張の見積もり業務にAIエージェントとソフトウェアロボットを導入しました。AIエージェントは、依頼内容を読み取って処理を進めるAIです。HISは2026年4月ごろに運用を始め、同年7月時点で、対象業務の作業時間を月約100時間削減したとしています。

法人出張の手配は、見積もりから予約、発券など複数の工程に分かれます。見積もりだけでも、担当者がメールを読み、必要情報をシステムに入力し、条件に合う航空券を調べます。依頼内容が足りなければ、顧客への確認も必要です。HISによると、見積もりの作成には20分以上かかることもありました。

## どの作業を自動化した？

HISはUiPath Platformを使い、AIエージェントとロボットを組み合わせました。AIが顧客から届いたメールを読み取り、ロボットが見積もりを作成して社内システムに登録します。メールの送信自体は自動化の対象外です。見積もりを顧客に送る直前までをシステムが担い、その後は人が対応します。

対象は法人出張の見積もり全体ではなく、まず特定の経路に絞りました。2026年7月時点で、対象となる月約1000通のメールのうち、約400通を人が介さずに処理できていたといいます。HISは8月から関東エリアの顧客にも利用を広げたと説明しています。

## なぜ導入まで時間がかかった？

HISは2023年ごろから、AIによる見積もり業務の自動化を検討していました。しかし、顧客のメールは書き方が一定でなく、従来のAIでは正確に内容を読み取れないことが課題でした。2025年、UiPathを顧客として利用していたHISが、同社のAIとロボットを使う方法を検討したことが、導入につながったといいます。

顧客情報を扱うため、社内のセキュリティ基準を満たすことも必要でした。HISは、まず範囲を限定して運用し、対象を広げる計画です。フェーズ1の目標は月300時間以上の削減で、今後は見積もりの対象拡大や、予約・発券など別の工程への適用も検討しています。これらは今後の計画であり、現時点で実現した効果とは分けて見る必要があります。

## 事実

- HISは2026年4月ごろ、法人出張の見積もり業務にAIエージェントとロボットを導入した。
- 2026年7月時点で、対象の月約1000通のメールのうち約400通を無人で処理していた。
- HISは対象業務の作業時間を月約100時間削減したとしている。
- 見積もりの作成と社内システムへの登録は自動化したが、顧客へのメール送信は対象外。
- フェーズ1の削減目標は月300時間以上で、月約100時間は2026年7月時点の実績。

## なぜ重要か

法人出張を手配する担当者にとって、メールから見積もりを作り、社内システムへ登録する作業の一部が減る可能性があります。ただし、対象は特定の経路に限られ、顧客への送信も人が担います。月300時間以上の削減は目標で、実績として示されているのは月約100時間です。

## 出典と参考資料

1. [HISが月100時間を削減 AIエージェントで法人出張の見積もり、どう自動化した？](https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2610/26/news033.html) – ITmedia AI+, 2026-10-27

最終更新: 2026-10-27
