# テキサス州のデータセンター急増、改善してきた大気質を損なう恐れ

> 新たな報告書によると、計画中のAIデータセンターが現在の電源構成に依存した場合、5年以内にすすが3倍以上、スモッグの原因となる汚染物質が2倍に増える可能性がある。

Oossa · 2026-10-21 · https://oossa.com/ja/texas-data-center-boom-could-reverse-air-quality-gains

Houston Advanced Research Centerの研究によると、生成AI向けデータセンターの急増により、テキサス州の大気汚染は2000年代初頭の水準に戻る恐れがある。新設・計画中の施設すべてが予測どおり州の電力網から電力を得た場合、微小粒子（すす）の排出量は3倍以上に増加し、NOx（スモッグの原因となるガス）は136％、CO₂は2025年比で90％増えるという。研究者らは需要について3つのシナリオをモデル化し、最悪のケースでは数十年にわたる大気質の改善が帳消しになるとした。

## リスクを高める要因は？

テキサス州にはすでに、稼働中および建設中のデータセンター容量が26 GWあり、全米の州で最も多い。多くの事業者は施設内に発電設備を追加する計画で、建設が迅速なガスタービンがよく使われるが、再生可能エネルギーより汚染物質の排出量が多い。報告書によると、電力網からの電力に施設内の太陽光や風力を組み合わせれば、ガスタービンを使う場合と比べてNOx排出量を最大90％削減できる。

## 事実

- HARCの報告書は、計画中のデータセンターがすべて想定されるテキサス州の電源構成を利用した場合、5年以内にすすの排出量が3倍以上になると予測している。
- 同じシナリオではNOx排出量が136％増加し、2004年の水準に近づく可能性がある。
- データセンターからの二酸化炭素排出量は、2025年比で90％増加する可能性がある。
- テキサス州のデータセンター容量は現在26 GWで、全米最多。
- 施設内で再生可能エネルギーを使えば、ガスタービン発電と比べてNOx排出量を最大10分の1に削減できる。

## なぜ重要か

最悪のシナリオになれば、新設データセンターの近隣住民は大気質の明らかな悪化に直面し、特に子どもや高齢者の健康に影響が及ぶ恐れがある。施設内で再生可能エネルギーを使うか、よりクリーンな電力網への接続を待つことで、汚染物質の急増を防げる可能性がある。

## 出典と参考資料

1. [Data centers could erase decades of air quality gains](https://www.theverge.com/ai-artificial-intelligence/1015958/data-center-pollution-rising-report) – The Verge, 2026-10-21

最終更新: 2026-10-21
