OpenAIのGPT‑5.6 SolとGoogleのGemini 4 Argonが、プログラミング言語PHPの重大な脆弱性を発見した。これはOpenAIの「Patch‑the‑Planet」プロジェクトの一環で、同社はこれまでに見つけた中でも影響の大きいセキュリティ問題の一つとしている。新たに公開されたGitHubのツールを使えば、ウェブサーバーの運用者は利用中のPHPのバージョンに脆弱性があるか確認できる。
AIモデルはどのように貢献したのか
AIモデルは、公開される悪用コードが出回る前に脆弱性を発見し、開発者やセキュリティ企業が対応する時間を確保した。セキュリティ企業のWizも、Wiz AtlasプラットフォームとGemini 4 Argon、GPT‑5.6 Solを組み合わせて同じ問題を独自に発見した。Wizによると、AIは脆弱性の特定に加え、概念実証(PoC)用の悪用コードの作成、検知ルールの策定、修正パッチが機能するかの確認に特に役立ったという。
攻撃者と防御側への影響
Wizによると、これまではPHPのバージョンごとに悪用コードを調整するのに多くの手間がかかっていた。大規模言語モデルを使えば、多数のバージョンに対応するようコードを自動で書き換えられ、大規模な攻撃に必要な労力が減る。同じ能力は、防御側がパッチ適用や検知を自動化するのにも役立つ可能性がある。
なぜ重要か
ウェブサイトの運営者は、サーバーが影響を受けるか確認し、パッチを適用して大規模攻撃のリスクを下げられる。一方、AIが悪用コードを書き換えられることで、攻撃者が未修正のサイトをより容易に狙える可能性もあるため、常に最新の状態を保つことがいっそう重要になる。