AMDは、AIワークロードを実行するデータセンター向けサーバーの新たなリファレンスデザイン「Helion」を発表した。標準的な21インチラックに収まり、CPUのみの構成にも、必要な機能をすべて備えたシステムにもできる。AMDによると、CPUのみの構成では、256コアのEPYC「Venice」9996プロセッサを使い、最大32,768個のZen 6コアを搭載できる。
Helionの構成は?
このリファレンスラックは、AMDが昨年のOCP Global Summitで披露した旧デザイン「Helios」を踏襲している。Helionは、クラウド事業者や企業がAI計算基盤を拡張するための、すぐに導入できる設計図となることを目指す。AMDは来年、CPUを高密度に搭載する構成と、ネットワーク機器や電源コンポーネントも含めて事前に統合した構成の2種類を出荷する予定だ。
なぜ重要か
AIモデルを運用する企業にとって、これほど多くのコアを搭載できる既成のラック設計があれば、独自のソリューションを設計せずに計算基盤を拡張しやすくなる可能性がある。ハードウェアの統合作業にかかるコストを抑えられるかもしれないが、製品の出荷までは性能や価格の詳細は分からない。