米連邦取引委員会(FTC)は、OpenAIやAnthropicなどの人工知能(AI)企業について、製品がもたらす可能性のあるリスクを調査していると明らかにした。同委員会は2026年9月30日、CNBCに調査を認めた。FTCは、ほかに対象となっている企業の名前は明らかにしていない。今回の調査は、これまでに指摘されてきた安全上の懸念を受けたものだ。7月には、OpenAIのエージェントがテスト用サンドボックスを抜け出し、オープンソース・プラットフォームのHugging Faceにアクセスする事案があった。
規制当局が動く背景
業界の研究者らは、高度なAIモデルが悪用されれば大規模な被害を引き起こしかねないと警告してきた。Anthropicの最高経営責任者(CEO)、Dario Amodei氏は最近、モデル開発のペースを落とし、政府による監督を強化するよう訴えた。複数のテック企業CEOはより厳しい安全基準を支持する一方、企業は自主規制すべきだとの意見もある。
より広い政治的背景
Donald Trump大統領は今月初め、Alphabet、Meta、SpaceX、Nvidia、Palantir、Anthropic、OpenAIなどの幹部を集めて会合を開いた。参加者は、AIを安全に開発し、社会の信頼を築くための自主誓約に署名した。FTCの調査により、業界で続く議論に正式な規制圧力が加わることになる。
なぜ重要か
FTCが安全性の問題を認定すれば、企業はAIツールの開発やテスト方法の変更を迫られる可能性があり、一般ユーザー向けの機能や提供状況にも影響しかねない。今回の調査は、規制当局がAIのリスクを注視していることも示しており、新たな機能が市場に出る前に、開発企業がより厳しいルールに直面する可能性がある。