GoogleとXREALは2026年11月2日、Android XRを搭載した有線XRグラス「XREAL AURA」を発表しました。日本では18歳以上を対象に同日から予約を受け付け、発売記念価格は年末まで19万9,900円から。出荷は11月中旬から順次始まる予定です。ITmediaによると、メモリーとストレージが異なる12GB・256GBモデルは22万9,800円、16GB・512GBモデルは26万9,800円です。19万9,900円の対象モデルは、発表情報では明らかにされていません。
レンズは透明で、現実の景色を見ながら、アプリや映像を視界に重ねられます。グラス本体は95グラム未満、視野角は70度。重い処理やバッテリーはケーブルでつなぐコンピュートパックが担い、Qualcommの「Snapdragon Reality Elite」を搭載します。つまり、軽さと引き換えに、使用中はパックを携帯し、グラスと接続しておく必要があります。
仕事や動画をどう使う?
複数のブラウザーや文書を並べて作業でき、Bluetoothキーボードやマウス、コンピュートパックのトラックパッドで操作できます。映像出力に対応するUSB-CケーブルでノートPCをつなげば、専用ソフトを入れずにPC画面をウィンドウとして表示し、Android XRのアプリと並べられます。Googleによると、画面は装着者本人にしか見えない設計です。
Geminiは、周囲の景色や画面に表示された内容を理解し、音声で答えたり、注目する場所をハイライトしたりします。Googleは、複数アプリをまたいだ支援や、PC画面を含む視界についての相談にも対応すると説明しています。YouTubeやGoogle TVなどの映像は好きな位置にスクリーンとして置けます。レンズを暗くして映像に集中できる一方、人が視界に入ると透明に戻る仕組みです。
アプリとゲームも利用可能
Google Playのアプリやゲームを使えるほか、PCや家庭用ゲーム機の映像も取り込めます。Googleは、XR向けの専用アプリが150以上あると説明しています。ゲーム中にGeminiへ助言を求めたり、ゲーム画面の横に攻略動画やチャットを置いたりする使い方も示しています。手を使って遊ぶXR専用ゲームは、Owlchemy LabsやResolution Gamesなどが提供します。
写真や動画、ゲームを3D表示に変換する「空間ビュー」も備えます。Googleフォトのライブラリを周囲に広げる「spatial gallery」は、2026年内の提供予定です。移動時には画面を小さく視界の端に置くミニビュー機能もあります。GoogleはAndroid XR搭載の有線グラスとして初の製品と位置づけていますが、実際の装着感やアプリごとの使い勝手は、発売後の利用で確認されることになります。
なぜ重要か
ノートPCを持ち歩く人は、対応するUSB-Cケーブルで画面をAURA内に表示し、複数の作業ウィンドウを並べられます。一方、グラスだけで完結する製品ではなく、接続するコンピュートパックが必要です。価格や装着感が、外出先の作業用として実用的かどうかは、実際の利用を待つ必要があります。