FieldAI Inc.が新たに$700 millionの資金調達を目指していると報じられた。Business Insiderに情報を提供した関係者によると、この調達ラウンドで同社の企業価値は約$10 billionとなる可能性があり、2025年8月時点の約5倍に相当する。同社はすでに、取引の概要をまとめた拘束力のない条件書に署名しているが、投資家の名前は公表されていない。
調達資金の使い道
FieldAIは、事前に作成した地図やGPS、常時接続のインターネットを使わずにロボットを走行させるAIモデルを開発している。このモデルは、カメラ、lidar、レーダーのデータを統合し、ロボット周辺の状況をリアルタイムで反映するデジタルツイン(環境のシミュレーション)を作成する。これにより、薄暗い照明などの変化にロボットが対応でき、自動化プロジェクトに必要な導入作業も減らせる。
最近の進展
3月、同スタートアップはBoston Dynamicsのロボット「Spot」への対応を追加し、四足歩行ロボットへの展開を広げた。6月には、売上高と契約額の合計が$100 millionを超えたと発表。その後の更新では、同額が$135 millionを上回ったとした。FieldAIは現在、建設、エネルギー、公共部門で30社を超える顧客にサービスを提供している。
なぜ重要か
資金調達が成立すれば、FieldAIは地図に頼らないナビゲーションの開発を加速でき、工場や建設現場へのロボット導入をより安く、迅速に進められる可能性がある。地図作成やセンサーの設置に高い費用がかかり、自動化に踏み切りにくい中堅メーカーにとって、導入コストの低下につながる可能性もある。一方、今回の調達ラウンドにどの投資家が参加するのか、資金をいつ実際に利用できるのかは、まだ明らかになっていない。