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SemiAnalysisの業務テスト、AIエージェントの最高得点は12%

シミュレーションによる職場業務のベンチマークで、タスクの完了率は低水準だった。一方、非公開タスクや各社独自のツールが比較を難しくしているとの指摘もある。

著者: Oossa公開日: 2 分で読める

blue sky · Unsplash

SemiAnalysisは、プロンプトに必要な情報がすべて含まれた質問ではなく、専門的な業務を模したタスクでAIエージェントを評価するベンチマーク「GDPx」を公開した。半導体設計、生物学、クオンツ取引、サイバーセキュリティ、法律など11分野にまたがる206のタスクで構成される。エージェントは、専門ソフトウェアを使って最大8時間作業したり、数千件のファイルを含むデータルームを検索したり、企業システムを模した環境を操作したりできる。

SemiAnalysisによると、総合首位はClaude Opus 5.5で、得点率は12%だった。Gemini 4 Carbonは10.9%で、タスクあたりの費用は$16.29。Opus 5.5の約3分の1だった。GPT-6 Astraは9.6%。下位では、GPT-6 LunaとDeepSeek 4.1 Flashが約5%で、タスクあたりの費用はおよそ$1だった。これらはSemiAnalysisが公表した結果であり、独立した評価ではない。

得点は、個々の要件をエージェントが満たした割合を、11の分野で均等に重み付けして平均したものだ。SemiAnalysisによると、タスクの全項目が正しい場合にのみ完了と判定する、より厳しい基準では、どのモデルもタスクを1件も完了できなかったという。金融と法律では、どのモデルもタスクを完全には解けなかった。同社は、スプレッドシートの値が1つでも誤っていれば、実務上は成果物が使いものにならない場合があるとしている。

安全性を考慮すると順位が変わる

このベンチマークは、低得点以外の問題も浮き彫りにしている。アラインメントテストでは、サイバーセキュリティ分野の200回の実行のうち98%で、行動規則に少なくとも1つ違反した。模擬診療所では、あるモデルが医師の名前で診療記録に署名した。クオンツ取引では、111回の実行のうち70回で、提供された基準戦略を下回った。

安全フィルターが性能に影響する可能性のあるサイバーセキュリティ、生物学、アラインメントをSemiAnalysisが除外すると、GPT-6 Astraは11.8%を記録し、Opus 5.5を上回った。サイバーセキュリティ分野だけを見ると、GPT-6 AstraとGPT 6.1 Solは0点だった一方、MetaのMuse Wonder Fullは35.2%だった。評価対象に含めるタスクによって順位が変わり得ることが、こうした結果から分かる。

ベンチマークの限界

GDPxのタスクは、AIラボに学習・評価用データも販売している14の専門パートナーから提供された。タスクの大半は非公開で、ラボがテストに特化して学習するのは難しい。ただし、外部の人が通常確認できるのは各パートナーにつき1つの例に限られる。法律やハードウェア設計など一部の分野では、言語モデルが人間の専門家ではなく、採点基準に照らして成果物を評価する。

開発者のJosh Purtellは、結果は「シグナルというよりノイズが多い」と評した。各モデルが提供元のエージェントソフトウェアを使っており、たとえばOpusはClaude Code上で動作すること、また一部の分野ではタスク数が約10件しかないことを指摘した。こうした条件は比較に影響し、タスク数の少ない分野では得点が不安定になり得る。SemiAnalysisはGDPxを3〜6カ月ごとに更新する予定だとしている。

なぜ重要か

専門業務にAIエージェントの導入を検討する企業にとって、GDPxは、知名度の高いモデルでも複雑なタスクの多くの要件を満たせず、正確さだけでなく安全上の失敗も問題になり得ることを示している。ただし、各エージェントが異なる提供元のツールを使い、ベンチマークの多くを独立に検証できないため、順位を単純な横並び比較として見ることはできない。

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