OpenAIは2026年10月7日、新しいDecisions APIを発表した。複雑な評価を、はい/いいえ、選択肢からの回答、評価スコアといったシンプルな形式にまとめるサービスだ。テキスト、画像、またはその両方に対応し、現在は公開ベータ版として提供されている。一般提供も近日中に予定している。提供開始時に対応するモデルはgpt‑6‑lunaのみ。
APIの仕組みと利用対象
APIが返す出力は3種類。はい/いいえの確率、利用者が定義したリストからの選択、または数値スケールによるスコアだ。OpenAIによると、写真の損傷箇所の検出、顧客からの問い合わせの自動振り分け、文書の分類などに利用できる。OpenAIの既存のResponses APIより約10倍高速で、リアルタイムアプリの遅延を抑えられるとしている。処理後にデータは保存せず、米国と欧州のHIPAA要件にも準拠しているため、医療関連のワークフローにも適している。
料金とプランの変更
Decisions APIの料金は入力トークン100万個あたり$0.10で、出力トークンは無料。同時に同社は、有料APIプランを5つからBuild、Launch、Growの3つに整理した。利用額が高いクレジット基準に達すると、自動的に上位プランへ移行する。月間利用上限はBuildが$500、Launchが$5,000、Growが$200,000。
なぜ重要か
企業は独自モデルを構築せずにアプリへ迅速な意思決定機能を追加でき、遅延とコストの削減につながる。HIPAA準拠の設計により、迅速で安全な分類が求められる医療分野での利用も可能になる。既存のソリューションと比べた精度が、独立したテストでどう評価されるかはまだ分からない。