Reflection AIは2026年10月5日、初のモデルとなるBeamを発表した。ニューヨークに拠点を置く同スタートアップによると、Beamはコーディングやエージェント型タスクで、他の欧米のオープンモデルを上回る「主力モデル」だ。CEOのMisha LaskinはSemaforに対し、問題を解くのに必要な計算能力は従来の3分の1から4分の1で済み、実行コストを抑えられるうえ、処理も速いと語った。
Beamと他のモデルを比較
Beamの性能は、2026年6月に公開された中国Z.aiのGLM‑5.2に匹敵するとされる。また、AlibabaのQwen 3.8‑Maxの性能にも「迫っている」という。ただし、いずれもOpenAIやAnthropicのクローズドソースモデルには及ばない。同社は、中国製モデルに頼らずに主権AIシステムを構築したい企業や政府などを対象としている。
今後の計画
Reflection AIはすでにBeamの後継モデルを訓練しており、LaskinはBeamより「はるかに」高い能力と性能を備えると説明した。同社は、自ら管理・保護できるオープンソースAIを必要とする組織に市場機会があると見ている。
なぜ重要か
AIの処理を社内にとどめる必要がある企業にとって、Beamは中国の技術に頼らない、低コストで高速なオープンソースの選択肢となる。高価なライセンスモデルへの依存を減らしながら、質の高いコーディング支援を得られる可能性がある。ただし、幅広いタスクでどの程度の性能を発揮するのか、またセキュリティ要件を満たすのかは、今後見極める必要がある。