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WOGO、図面から3D CADを作る設計支援AIを提供開始

Hacadly AIエージェントは、2D図面からの3Dモデル生成や、履歴のないCADデータの編集可能な構造への再構築を支援します。

著者: Oossa公開日: 1 分で読める

Sven Mieke · Unsplash

東京大学発の企業WOGOは2026年11月5日、機械設計の図面や3D CAD作業を支援する「Hacadly AIエージェント」の提供を始めました。ChatGPTやClaudeなどの大規模言語モデルと、WOGO独自の図面・形状処理技術を組み合わせたサービスです。利用者が会話で指示すると、図面やCADデータの読み取り、モデルの生成、照合、修正を行います。

主な用途のひとつは、2D図面から3Dモデルを作ることです。DXFやPDFの図面をアップロードすると、複数の図に記された形状、寸法、注釈を読み取り、STEP形式のモデルを出力します。PDFはベクトル形式が推奨されています。ねじ属性など、形状に付随する情報の復元にも対応します。WOGOは、過去の図面や取引先から受け取ったデータを、3Dでの検討や派生設計、CAM用モデルの作成に利用できると説明しています。

編集しやすいCADデータも作る

もうひとつの用途は、STEPなど、編集操作の履歴が残っていない3Dデータの再構築です。スケッチ、押し出し、回転、穴といった要素を含むCADモデルを新たに作り、板厚や穴径などを変更できるようにします。ただし、元の設計者が行った操作履歴をそのまま特定して再現する機能ではありません。加工方法の知識も使い、寸法変更や部品の流用に向いた別の構成を生成します。

WOGOの社内評価では、図面からのモデル生成は板金、切削、製缶の計23件で23件すべてが形状評価に合格しました。比較対象のClaudeは、ツール連携ありで11件、なしで9件でした。履歴再構築の評価は板金と切削の計20部品を対象にし、形状再現はHacadlyとClaudeのツール連携ありの両方が20件中20件。続く寸法変更の評価では、Hacadlyが34件中33件、Claudeのツール連携ありは28件で合格しました。

WOGOによると、比較ではClaude Opus 5.5を使い、形状処理を含めたシステム全体を評価しました。履歴再構築の試験環境はFreeCADです。これは同社による評価で、実際の業務データや別のCAD環境で同じ結果が出るかは、発表内容からは分かりません。ソフトは利用者の端末に導入し、既存CADとの連携は環境に応じて個別に対応します。料金や対応環境も個別問い合わせです。企業向けには、顧客が管理するクラウド内の生成AI環境に接続し、その構成ではデータがWOGOのサーバーを経由しないとしています。

なぜ重要か

過去の図面や取引先から受け取ったSTEPデータを扱う設計担当者は、3D化や寸法変更の作業を支援する道具として検討できます。ただし、示された成績はWOGOの評価で、料金や利用できるCAD環境も個別対応のため、導入前に自社のデータで確認する必要があります。

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