AMDは、これまでハイエンドのRX 9000シリーズに限られていたアップスケーリング技術「FSR 4.1」を、より幅広いハードウェアで利用できるようにしたと発表した。今回のアップデートは、Radeon RX 6000シリーズのグラフィックスカード、Xbox Series XおよびSeries S、Ryzen Zシリーズの携帯ゲーム機、Ryzen AI MaxおよびAI 9 SoC搭載デバイスで動作する。同社によると、新しいGPUで使われているFP8行列演算アクセラレーションではなく、INT8シェーダーハードウェアで動作するよう、ニューラルネットワークモデルを調整したという。
技術面で何が変わった?
FSR 4.1のニューラルネットワークモデルは、INT8精度を使うように書き換えられた。これにより、旧世代のRDNA 2 GPUや、対象となるゲーム機・携帯ゲーム機のAIチップに対応する。携帯ゲーム機向けのモデルは、デスクトップ向けのフルモデルよりサイズを半分未満に抑え、メモリ容量が限られた環境でも扱いやすくしている。
なぜ重要か
旧世代のRadeonカードやXboxを使うゲーマーも、新しいGPUを購入せずにAMDの最新アップスケーリング技術を利用し、画質を向上できる。性能への影響は小さいとされており、一般のプレイヤーも高解像度でより滑らかなフレームレートを得られる可能性がある。独立した性能データはまだ公表されていないため、実際の効果は今後検証が必要だ。