新しいAI営業アシスタント「Javo」が、実際のウェブサイトで試験された。試験は、電子商取引、旅行、ホスピタリティ、購入検討に慎重さを要するサービスの各分野にまたがる、稼働中の100サイトで実施。訪問者には、チャットボットなし、Javo、または同等の最先端モデルを使ったチャットボットのいずれかが無作為に表示された。5カ月間の試験で、Javoは担当者なしの場合と比べ、訪問者1人当たりの売上を10%伸ばした。
Javoの成績
研究者は4つの指標を測定した。まず、公開されている営業ベンチマークで、Javoは汎用モデルの主要10種を上回った。次に、実地試験では訪問者1人当たりの売上を10.0%押し上げた(95%信頼区間:+5.1~+14.9)。さらに、チャットを利用した訪問者の成約率は、最先端モデルを使ったエージェントと比べて21.6%向上した(95%信頼区間:+16.9~+26.3)。4つ目に、20サイトで各社の人間の営業担当者と比較したところ、Javoの成約率(11.26%)は人間の担当者(11.20%)に対して統計的に非劣性であり、会話当たりの費用はわずか1.8%だった。返品率や根拠のない主張などの安全性指標も、あらかじめ定めた上限の範囲内に収まった。
なぜ重要か
オンライン小売業者にとって、Javoのような比較的低コストのチャットボットは、大規模な人間のチャット対応チームを抱えずに、測定可能な売上増につなげられる可能性がある。この研究は、AIが運用コストを抑えながら、成約率で人間の営業担当者に匹敵しうることを示している。一方、小規模サイトや異なる商品構成でJavoがどのような成績を上げるかは、まだ明らかでない。